前提条件としてHIMMELはApache上のPHP5系列(モジュール版)での運用が基本になります。PHP4.3.8での運用も可能ですがDOM XMLモジュールがインストールされている必要があります。また、URIの短縮表記はmod_rewriteに対応していないサーバでは使用できません。
動作確認はRed Hat LinuxにインストールされているApache1.x上のPHP4.3.8および、Windows XPにインストールされているApache2.x上のPHP5.0.0で行われています。
ダウンロードページから最新版のZIP書庫をダウンロードしてきます。PHP4系列で使用する場合は「PHP4.3.8対応ファイル」もダウンロードしてください。
ダウンロードしてきたZIP書庫を解凍します。「himmel」という名前のフォルダが制作されるので、そのフォルダをWEBサイト用のフォルダ(ここでは「D:\web」とします)にそのままコピーしてください。
PHP4系列で使用する場合は「PHP4.3.8対応ファイル」を解答し上書きしてください。
「D:\web\himmel\settings.php」をテキストエディタで開きます。
/* Settings ============================================================ */
define("PROCESSOR_ROOT", $_SERVER['DOCUMENT_ROOT']);
define("TARGET_NAME", "index.xml");
define("WEB_ROOT", "/");
/* ===================================================================== */
まず、$_SERVER["DOCUMENT_ROOT"]
を(サーバ上で)自分のトップページが置かれるディレクトリ名に書き換えます。通常は書き換えなくてもPHPが自動的に値を入れてくれます。
注:ディレクトリ名は「/foo/bar」のように最後にスラッシュをつけないでください。
index.xml
はSDFファイルの名前を設定します。HIMMELでは「1ページ1ディレクトリ方式」を取っているためリクエストは全てディレクトリに対して行われます。初期設定ではリクエストがあったディレクトリの「index.xml」を読みに行きますが、ここで変更可能です。通常、変更の必要はありません。
"/"
は運営するサイトのトップページディレクトリを設定します。「http://www.example.com/~foo/」がトップページの場合は"/foo"
と書いてください。
「D:\web\himmel\s3\interface.xsl」をテキストエディタで開きます。それぞれ自分の環境に合うように書き換えてください。実際に運用し始めてからの方が何がどう変わるのかが分かりやすいかも知れません。
まず最初に.htaccessが使用できないサーバがあります。このようなサーバではHIMMELの使用が出来ない場合があります。残念ですが諦めてください。
mod_rewriteの設定を行います。mod_rewriteにより
のようなURIを
のように短く表記出来るようになります。mod_rewriteによりURIが分かりやすくなる上、検索エンジンに登録されやすくなります。
「D:\web\.htaccess」というファイルを制作します。エクスプローラー上で制作できない場合、メモ帳で「名前を付けて保存」するとうまく行きます。ファイルを開いたら次のコードをコピーして保存してください。
RewriteEngine on
RewriteRule ^(.*)/$ himmel/interceptor.php?id=/$1
RewriteRule ^$ himmel/interceptor.php?id=/
サーバへFTPで接続したら普通のファイルと同様にアップロードします。各ファイルのパーミッションはサーバの指示に従ってください。
アップロードが正常に行われればHIMMELのインストールは完了です。