記号と要素

ページ情報
制作日
2004-06-20
最終更新日
2004-06-20
参照用URI
http://www.arielworks.net/articles/2004/0620a
分野

極端な話をすれば文章内の記号は全てタグに置き換わる。

プレーンテキストなら強調したい部分を「」でくくるだろうが、HTMLの場合em要素で強調する。この場合その部分をさらに「」でくくるのはおかしい(q要素の例を考えよ)。「」でくくりたいならCSSのcontentで行うべきだと思われる。

早い話が、記号は文章内でメタ的役割を示す。「この部分は(強調|本の名前|URI|定義語|付け足し|補足|オフトピ|疑問|驚き|会話文|ほげほげ)です」という意味をを記号で表しているのだ。こういった表現はどちらかと言えば物理的である。

HTMLではこれらのうちせいぜいemdfnkbdvarぐらいしか定義されていないが、span要素を適当に使えばいくらでも拡張できる。こうして拡張した場合、「」『』()はすぐにソース文章から消えて無くなるだろう。記号であやふやに区切るよりも要素として明確にマークアップできる。読みやすさのためにこれらの記号が必要ならばCSSのcontentで付け足せばよい。

この考えをさらに拡張していくと文字が無くなる。RDFのように。

こうして考えてみるとXHTML2.0のquote要素はやっぱりおかしいかも知れない。

連絡先、リンク、転載や複製などについては「サイト案内」をご覧ください。Powered by HIMMEL