コンテントネゴシエーションによる無拡張子とSEOの関係

ページ情報
制作日
2004-01-22
最終更新日
2004-01-22
参照用URI
http://www.arielworks.net/articles/2004/0122a
分野

1月21日付けでECJapanGoogleとInktomiに関する調査結果を発表した。調査は2003年11月の1ヶ月間で行われ、人気検索語1,000種類をそれぞれの検索エンジンで検索し、検索結果の上位50位を解析したとのこと。

ニュースリリースではGoogleとInktomiの検索結果が16%しか一致しないことを1番の目玉にしているが、個人的にはヒットした拡張子のデータが気になった。Googleの調査結果を見てもInktomiの調査結果を見ても「無拡張子」という項目が存在しないのだ。

元々無拡張子で運営しているサイト自体がまだ少ないので割合が少ないことは納得できるが、0件というのはあり得ないような気もする。URL内の拡張子の定義は、URLの最後のスラッシュ以降に初めて出てきたピリオド以前の文字列にしています。ですから拡張子として存在しない文字列がデータに含まれている場合があります。と書いてあるので(ピリオド以前? 以後じゃなくて?)もしかしたら無拡張子は「/」あたりにでも含まれてしまっているのかもしれない。

仮に本当に0件だったとしたら、検索エンジンは無拡張子を嫌っていると言うことになる。たしかに一発でファイルの種類が判断できない上動的なページなのかも判断できないので嫌われてしまうのは分かるが、URIの普遍性を考えているこちらからすれば残念な結果だ。

「『?』を含んだURLの総数」が両検索エンジンとも1割未満な上、「.php」や「.asp」など動的なURIの割合が低いことを考えると、動的ページ生成なblogを使っている方はmod_rewriteでhtmlファイルなどに偽装するか、MultiViewsを有効にして拡張子無しでアクセス出来る様にし、日付などの変数はスラッシュ以下で渡すようにすると良いだろう。「diary.php?date=20040122」の様な場合MultiViewsを使えば「diary?date=20040122」でアクセス可能になる。さらに変数をスラッシュ以下において「diary/20040122/」のようにして渡せば良い。変数の取得方法は『URIあれこれ』で少し言及している。

連絡先、リンク、転載や複製などについては「サイト案内」をご覧ください。Powered by HIMMEL